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ブログ

内視鏡検査への想い

院長ブログ

昨年11月に開院してから多くの患者様に胃カメラ・大腸カメラの内視鏡検査を受けていただきありがとうございます。また当院の開院をきっかけに内視鏡検査を受ける決心をしていただいた方も多く、その中で進行がん・早期がんの発見につながった患者様もいるため少しは地域医療に貢献できたと思っております。

今回は私の今までの医者人生を振り返り、内視鏡検査への想いをみなさまに知っていたただければ幸いです。

まず私達は医学部を卒業した後2年間は研修医として病院勤務するのですが、スーパーローテーションといって内科・外科・救急など色々な診療科の研修を数ヶ月間ずつ行います。某テレビ番組でもご存じかもしれませんが、その間に自分が専門とする科を決めることになります。研修医2年間の間に内視鏡検査との出会いが決め手となり私は消化器内科を専門とすることにしました。今思うと内視鏡検査といっても千差万別であり、その時に出会った指導医の先生が内視鏡を専門でおこなっており内視鏡での診断・内視鏡治療など奥が深く、自分の技術を磨くことで早期の段階でがんを発見することができ内視鏡治療でがんを治すことができることに感動しました。

また消化器内科の医局は岐阜大学第一内科であり、第一内科は専門である消化器内科だけでなく、糖尿病・高血圧・高脂血症などの一般内科はもちろんのこと不明熱の診断など含めどんな病気も診る診療科であり、内科のスペシャリストを目指すことができると思いました。

2年間の初期研修終了後は、第一内科(消化器内科)として様々な病院で多くの内科疾患を経験しつつ、消化器疾患・内視鏡技術を磨いていきました。その後内科疾患・消化器疾患・内視鏡検査などをある程度できるようになった段階で内視鏡専門医の資格を取得し(卒後7年目頃)、大学病院で大学院生としてさらに専門性の高いことを勉強することになりました。消化器内科といっても、食道・胃・大腸などの消化管(内視鏡)チーム、肝臓を専門とする肝臓チーム、胆嚢・膵臓などを専門とする胆膵チーム、研究など行うチームなどで専門は分かれているのですが、私は迷わず消化管(内視鏡)チームを希望しました。消化管(内視鏡)チームの大学院生は少なく、今考えると私は運が良かったと思っています。(^_^;)

大学院生として、私が今でも最も尊敬する先生の指導のもとで内視鏡検査・治療の技術を勉強させていただき、その段階でようやく内視鏡医として一人前になったと実感しました。その後は岐阜市民病院・中濃厚生病院などで内視鏡治療を任され、同時に内視鏡指導医・評議員の資格を取得し若手の育成・指導も行うようになりました。中濃厚生病院では消化管内科部長として内視鏡検査・治療の責任を担っており、他の病院・クリニックから紹介いただく大腸カメラが挿入困難であった患者様、内視鏡治療が困難であった患者様などを多く診療し、内視鏡診療を追求していきました。しかし、どんなに内視鏡診療を追求していっても治療困難な進行がんの患者様がいなくならないという現実に直面しました。その原因は、内視鏡検査を受けることへの不安、前回の内視鏡検査が苦痛でありもう二度と受けたくないと思ってしまうことなどがあります。そのような患者様を少しでも救うためには、多くの患者様に苦痛の少ない内視鏡検査、質の高い内視鏡検査を広める必要があると思いました。「また内視鏡検査を受けてもいいな」と思ってもらえる、「苦痛の少ない」「質の高い」内視鏡検査を多くのみなさまに提供できるようにクリニック開院を決めました。

長くなってしまいましたが、次回は開業後の内視鏡検査に対する今の想いを書かせていただきます。

また、当院は内視鏡クリニックではありますが、内科疾患(高血圧・糖尿病・高脂血症)・小児科・花粉症などなど、地域のみなさまに寄り添い幅広い診療を行っておりますのでどんなことでもお気軽にご相談ください。